口を開けたり食べ物を噛んだりするときに顎からカクカク音がすると、治療が必要なのか心配になるかもしれません。
こんにちは。蚕室(チャムシル)の延世ゴンホ歯科、口腔顎顔面外科専門医のパク・ジホです。
顎からカクカク音がしても、痛みや口の開けにくさがなければ、必ずしも治療が必要なわけではありません。大切なのは音そのものより、一緒に現れる症状です。
1. 顎からカクカク音がするのはなぜですか?
顎からカクカク音がする理由の一つは、顎関節の関節円板(ディスク)の動きです。
耳の前にある顎関節には、顎の骨の動きを助ける関節円板があります。関節円板が本来の位置からずれ、口を開けるときに再び元の位置に戻ってカクッと音がする状態を「復位性関節円板転位」といいます。
あくびをしたり食べ物を噛んだりするときに、片側の顎だけで音がすることもあります。ただし、音だけで関節円板の異常を診断することはできません。

2. 顎がカクカク鳴るだけで痛くなくても、治療は必要ですか?
痛みがなく音だけで、口を開けたり噛んだりするのに支障がなければ、必ずしも治療が必要なわけではありません。
音をなくすためだけに、スプリントや注射治療を受ける必要はありません。ただし、以前にはなかった痛みや顎の引っかかりを感じるようになった場合は、状態を確認する必要があります。
3. カクカク音とジャリジャリ音、原因は違いますか?
カクッと鳴るクリック音と、砂がこすれるような摩擦音は、関係する原因が異なる場合があります。
| 区分 | カクカク・カクッという音 | ジャリジャリ・ザラザラした音 |
|---|---|---|
| 名称 | クリック音 | 摩擦音(クレピタス) |
| 関連する可能性 | 関節円板の動き | 関節面の変化 |
| 判断の基準 | 痛み・動き | 痛み・関節の状態 |
ジャリジャリ音がするからといって、必ずしも関節炎があるわけではありません。どちらの音も、診察と必要に応じた画像検査で状態を判断します。

4. 顎の音とともに痛みがある、口が開かないときはどうすればいいですか?
顎の音とともに痛み、口の開けにくさ、顎の引っかかりが現れる場合は、診察で原因を確認する必要があります。
特に、次のような変化に注意してください。
- 顎や耳の前の痛みを繰り返す
- 以前より口が開きにくい
- 顎が引っかかる、ロックする感じがある
- 噛むときや話すときに顎の動きに違和感がある
以前からあったカクッという音が消え、口も開きにくくなった場合は、関節円板の動きに変化が起きている可能性があります。音が消えたというだけで、よくなったと判断してはいけません。
急に顎が動かなくなり、強い痛みや食事・会話の困難がある場合は、速やかな評価が必要です。顎関節の問題は、口腔内科や口腔顎顔面外科など関連する診療を行う歯科で評価を受けることができます。
5. 顎関節の音はどのように治療しますか?理学療法やスプリントは必要ですか?
顎関節の音そのものより、痛みや機能の制限があるかを確認し、必要であれば保存的な治療から検討します。
| 治療方法 | 主な役割 |
|---|---|
| 生活習慣の管理 | 顎の負担を減らす |
| 運動・理学療法 | 動きと筋肉の機能を整える |
| 薬物療法 | 必要な場合に痛みを管理 |
| スプリント | 状態に応じて使用を検討 |
スプリントやボトックスで顎の音が必ずなくなるわけではありません。特にボトックスの顎関節痛に対する改善効果は、研究結果が一致していません。
関連コラム:顎関節ボトックスに効果はある?痛みの原因によって異なる治療の選び方
6. 顎から音がするとき、自宅ではどうケアすればいいですか?
顎を無理に動かすより、顎に負担をかける習慣から減らすことが大切です。
- 硬く噛みごたえのある食べ物やガムを控える
- あくびのときに口を大きく開けすぎない
- 食いしばりや頬杖の習慣を減らす
- カクッという音をわざと繰り返し鳴らさない
ストレッチやマッサージの適切な方法は状態によって異なります。痛みや顎の引っかかりがある場合は、無理に口を開けたり、自分で顎をはめ直そうとしたりするのは避けてください。

おわりに
顎からカクカク音がしても、すべてに治療が必要なわけではありません。
大切なのは、音とともに痛みや顎の動きの違和感があるかどうかを確認することです。顎関節や周りの筋肉の状態によって、必要なケアも変わります。
蚕室(チャムシル)の延世ゴンホ歯科、口腔顎顔面外科専門医のパク・ジホでした。